通話表 wikipedia|無料辞書
通話表(つうわひょう)とは、
電話通信で通信文の聞き間違いを防ぐために制定された頭文字の規則である。
◆ 概要
通話表は、帯域が狭く、歪や雑音の多い無線や有線電話等で、話者の発音の癖などがあっても、原文を一文字ずつ正しく伝達する目的で生まれた。
◆ 欧文通話表
欧文通話表(ラテン文字)は一般にフォネティックコード(phonetic code)と呼ばれる。通信に限らず多くの業種で用いられ、派生規則があるが、主なものに
NATOフォネティックコードがある。例えば ALPHABET を送るときには
Alfa
Lima
Papa
Hotel
Alfa
Bravo
Echo
Tango と送る。
現行の表は、国際民間航空条約に基づき法制化され、使用が義務付けられているものである(雑音や混信などにより法定表現でも認識してもらえない場合は、地名・人名で表すなど別の表現を使ってもよいとされている)。
国内法では、
無線局運用規則(昭和25年11月30日電波監理委員会規則第17号)別表第5号に定められており、英字の部分は上表と同一であるが、数字の部分が下表のように海上移動業務と航空移動業務に分けられている。海上移動業務又は航空移動業務の無線電話通信において固有の名称、略符号、数字、つづりの複雑な語辞等を一字ずつ区切って送信する場合と、航空移動業務の航空交通管制に関する無線電話通信において数字を送信する場合は、この表を使用しなければならない(同規則第14条第3項)。また、それ以外の無線電話通信においても、語辞を一字ずつ区切って送信する場合は、なるべくこの表を使用することとされている(同条第4項)。
: 括弧内は発音。
: 海上移動業務の国内通信で使用する語は和文通話表と同一。
◆和文通話表
無線局運用規則別表第5号
[[外部リンク] 無線局運用規則別表第5号]では下表のように定められており、海上移動業務又は航空移動業務の無線電話通信において固有の名称、略符号、数字、つづりの複雑な語辞等を一字ずつ区切って送信する場合と、航空移動業務の
航空交通管制に関する無線電話通信において数字を送信する場合は、この表を使用しなければならない(同規則第14条第3項)。また、それ以外の無線電話通信においても、語辞を一字ずつ区切って送信する場合は、なるべくこの表を使用することとされている(同条第4項)。
「つうわひょう」を送る時には「つるかめのツ、上野のウ、わらびのワ、飛行機のヒ、吉野のヨ、上野のウ」と送る。濁音を送るときには「〜に濁点」と送る。例えば「かんづめ」を送るときには「為替のカ、おしまいのン、つるかめのツに濁点、明治のメ」と送る。無線通信を管轄していた旧
逓信省由来の用語が多く見られる。