千葉県の
東京湾岸の干潟は、そのほとんどが
1960年代から
1970年代にかけて千葉県企業庁によって
埋め立てられ、工業地や住宅地として開発されたが、習志野市谷津地先の干潟は昭和
放水路計画により旧
大蔵省の所有であったために埋め立てを免れ、埋立地の中に2本の水路で海とつながる池の様に残された。その後、埋め立ての計画は持ち上がったが、東京湾に飛来する、
シギ類、
チドリ類、
カモ類といった
渡り鳥の希少な生息地になっていることが指摘され、また保護活動家による重要性の宣伝活動や清掃活動によってその重要性が広く市民の間でも認知されたため、
1988年に国指定谷津
鳥獣保護区(集団渡来地)に指定され(面積41
ha、うち特別保護地区40ha)、さらに
1993年6月10日に
ラムサール条約登録地に登録された。
谷津干潟自然観察センターが設けられ、習志野市の委託により
日本野鳥の会が運営している。干潟の保全や渡来鳥類の観察・記録、来場者への案内、望遠鏡の貸出、保全活動に携わるボランティア等の活動拠点になっている。建物内に限り要入場料。周囲約 3.5
km にわたって観察路が設けられている。また淡水池や公園も併設されており、
オナガなど陸上の野鳥が生活する場にもなっている。