これには合掌造り集落による観光関連収入により、財政状態が良好であることが大きい。以前より合掌造り集落は観光地として有名であったが、
世界遺産登録以降、以前にも増して多くの観光客が訪れるようになった。この盛況ぶりが観光関連収入を生む反面、観光客が合掌造りの家に(中は普通に生活している家にも関わらず)勝手に上がりこみ写真を撮る等の
マナーの悪さによる被害が発生したり、合掌集落の住民が勝手に自宅内などでみやげ物屋や
駐車場を開設するため、世界遺産登録がいずれ取り消されることになるのではないか(世界遺産はあくまで「保護・保存」が目的であり、「観光地化」はその趣旨に反しうる)、また観光地化により素朴さ・日本の原風景であることが損なわれ魅力が低下しているのではないかという危惧を生んでいる。