ソビエト連邦時代の
1938年に分割、改組されて
沿海地方(
)になっているが、その後も
日本語では慣用的にソ連・ロシア領のこの地域を指して沿海州の呼称が用いられた。現在、
ロシア連邦の連邦構成主体のひとつとして存続している沿海地方を指しても沿海州ということがしばしばみられるが、ロシアの行政用語で「州」と訳される
オーブラスチ () と、沿海地方の「地方」にあたる
クライ() は訳し分けられる別々の単語であるので、現行の沿海地方を沿海州と呼ぶのは俗称というべきものである。なお、より厳密に訳せば、この場合の「プリモルスキー()」は「プリモーリエ()」の
形容詞形であるので「プリモーリエ地方/沿海州地方」という意味に取ることができる。
[一般には「」は「海岸の、海沿いの」といった意味の形容詞であるが、地方(クライ)名としては「海沿いの地方」と解釈したのでは意味をなさない。それまで「沿海州/プリモーリエ」と呼ばれてきた地域に置かれた地方(クライ)であるから「」と命名されたのである。]