しかし
1970年代までの間に一般旅客が格安運賃で航空機を使って国内外を移動する手段は、
イギリスの
モナーク航空や、アメリカのなどのチャーター航空会社が運航する、わずかにIATAによって認められていた「アフィニティ・チャーター(旅行クラブの会員など、なんらかの関連性があるメンバーのみで乗客が構成された
団体ツアー向け
チャーター便)」などの特殊かつ限られた手段に限られており、パンアメリカン航空や英国海外航空、
サベナ航空や
ルフトハンザ・ドイツ航空などの大手航空会社は、「IATAカルテル」によって守られた割高な国際線の運賃体系と無競争状態、そして政府からの援助の下で高い収益を誇り、それを元にして現在から見れば「
放漫経営」といっても過言ではない経営状況を続けていた
[「エアライン Empires of the Sky」アンソニー・サンプソン著 大谷内一夫訳(早川書房 1987年)]。