製法は、原料の砂糖に少量の
水飴を加えて煮詰め、火からおろした後に着色や整形を行って完成させる。初期の頃は、クルミのように筋がつけられた丸い形をしていたが、徐々に細工が細かくなり、
文化・
文政期には
有平細工(アルヘイ細工)として最盛期を迎えた。
[中村孝也『和菓子の系譜』1966年(1990年再版)、国書刊行会、p. 245.] 棒状や板状にのばしたり、空気を入れてふくらませたり、型に流し込んだり、といった洋菓子の
飴細工にも共通した技法が用いられる。
[?家昌昭「有平糖」、小林彰夫、村田忠彦編『菓子の事典』朝倉書店、2000年、pp. 272-273. ISBN 4254430639]江戸時代、上野にあった菓商、金沢丹後の店の有平細工は、飴細工による花の見事さに蝶が本物の花と間違えるほどとされた。
[平野雅章「和菓子雑学事典 古川柳にみる江戸の和菓子」、松谷信博編『名人の和菓子』日之出出版、1988年、pp.124-125.]