中世ヨーロッパにあっては城壁に囲まれた城のなかに国王や領主が居住したことから防衛機能と一体となった宮殿があるが、時代の変遷とともに防衛機能より見た目の豪華さ、壮大さや居住性を重視して、都市の中に建設されるようになった。ヨーロッパ大陸諸国では都市のなかに建てられた貴族の壮麗な邸宅を指すことがある。
ヨーロッパ諸語における「Palace(英)」、「Palast(独)」「 Palais(仏)」、「Palazzo(伊)」という表現は、
古代ローマの
ローマの七丘の一つである「Palatinus Mons(
パラティーノ)」に由来する。この丘にローマ貴族の多くが邸宅を建て、初代皇帝も居住したからである。