出芽してもそのまま繋がっていれば、
群体になる。
サンゴ、
コケムシ、
群体ボヤなどは、出芽した個体が繋がったまま数を増やしてできあがる。サンゴの場合、
分裂で増えるものと出芽で増えるものがある。群体の骨格表面を見ると、個々の個体の骨格が、まるで花のような模様で見られるが、分裂で増えるものの場合、個々の個体の大きさは二倍以内で、ときおり横長になった分裂途中のものが見つかる。出芽で増えるものの場合、時々極端に小さな個体の跡があるかわりに、特に大きいものは見あたらないので区別がつく。
菌糸を形成するものであっても、出芽が見られることがある。特に
胞子形成の場合、出芽の形を取るものがいろいろある。
子のう菌系
不完全菌の
アオカビや
コウジカビでは、
フィアライドという分生子形成細胞から
分生子を作るが、このとき、フィアライドの先から分生子が出芽している。
クラドスポリウムでは、分生子柄先端から分生子が出芽し、その分生子の端から新しい分生子が出芽し、これを繰り返して、分生子柄の上に分生子の鎖が生じる。分生子一個から出芽は一つと決まっていないので、この鎖は所々で分枝する。