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「俗ラテン語」||レシピ-master.com (05/27update)

俗ラテン語 wikipedia|無料辞書

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俗ラテン語(古典ラテン語:、セルモー・ウルガーリス)とはロマンス語祖語である。俗ラテン語はローマ帝国内で話されていたが、その崩壊後、地方ごとに分化し現在のロマンス諸語になった。
古代ローマから現代にかけて使用されてきたラテン語は基本的に文献に残る文語(古典ラテン語)のことであるが、これに対し口語つまり民衆の話し言葉があったことが文献に残されており、これを俗ラテン語という。ただし、「俗」という漢字は「野蛮な、劣った」という意味にとられがちであるため、「民衆ラテン語(Popular Latin)」、「ロマンス祖語(Proto-Romance)」などの表現を主張する学者も多い。
なお、 とは「日常の言葉」の意で、下記の音韻の変化に従えば俗ラテン語では (セルモー・ヴォルガレ)となる。

◆ 音韻

◇ 母音の変化
|| rowspan=2 | A || rowspan=2 |
|-
||
|-
| rowspan=2 | E || || rowspan=2 | E ||
|-
||||
|-
| rowspan=3 | I (J) || || E ||
|-
|||| I ||
|-
|||| I (J) ||
|-
| rowspan=2 | O || || rowspan=2 | O ||
|-
||||
|-
| rowspan=3 | V (U) || || O ||
|-
|||| V (U) ||
|-
|||| V ||

▲上へ / ▼下へ

|-
| rowspan=2 | Y || || rowspan=2 | I || rowspan=2 |
|-
||
|-
||AE|| || rowspan=2 | E ||
|-
||OE|| ||
|-
||AU|| || O ||
|-
|Colspan=4|(発音記号についてはIPAを参照)
|-
| -->
古典ラテン語には短母音 a, e, i, o, u, y、長母音 ?, ?, ?, ?, ?, ?、二重母音 ae, au, oe, ei, ui, eu がある。俗ラテン語では
・ 母音の長短の消失
: ? > a、? > e、? > i、? > o、? > u、? > i
・ 二重母音の単母音化
: ae > e、oe > e、au > o
・ 短母音の広音化
: i > e、u > o、[外部リンク]e > [外部リンク]o >
・ Y の平唇化
: y > i、? > i
が生じ、右表のようになった。

◇ 子音の変化
・ h が発音されなくなる
・ v が [外部リンク]w から [外部リンク]v になる
[外部リンク]j になる
・ c が前舌母音の前で [外部リンク]ts あるいは になる。後にスペイン語では [外部リンク]θフランス語では [外部リンク]s になる。イタリア語では のままである
・ g が前舌母音の前で になる。フランス語では [外部リンク]j とともに単純化され に、スペイン語では を経て?--> [外部リンク]x になった。イタリア語では のままである
・ 語末の -s、-m が脱落する

◆ 文法

◇ 格の消失
下は第一変化名詞の rosa(バラ)に上記の音韻の変化を加えた仮想的な表であるが、単数では主格対格奪格属格与格が同形になっているのが分かる。名詞全体にこのような変化が起こったため次第に格語尾の区別がつかなくなり消失した。また区別が消失する過程で複数形はラ・スペツィア=リミーニ線を基準に西の地方(イベリアフランス)では対格(イタリアルーマニア)では主格で代表されるようになった。