19世紀前半、ラテンアメリカ各地で独立運動が起こった。19世紀初頭の
ナポレオン戦争、特に
半島戦争は
スペインのアメリカ植民地に対する支配力を弱め、中南米諸国は次々に独立していた。スペインが中南米植民地での独立運動を鎮圧しようとした。しかし、ナポレオン失脚後のヨーロッパは
自由主義、
ナショナリズムを敵視する保守反動的な
ウィーン体制下にあったため、この体制を主導していたオーストリアの政治家
メッテルニヒは、独立運動への干渉を図った。また、独立運動を支持する姿勢をみせていたイギリスも、その狙いはラテンアメリカを経済的従属下において自国の
市場とすることであった。こうした動きを牽制するため、モンローが年次教書において、アメリカ大陸とヨーロッパ大陸の相互不干渉を示すに至ったのである。