モエビ科 wikipedia|無料辞書
モエビ科 Hippolytidae
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シロボシアカモエビ Lysmata debelius 脚が白くホワイトソックスとも呼ばれる
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◆特徴
全ての種類が海生で、
熱帯から
寒帯、
汽水域から
深海まで、それぞれの環境に適応した多くの種類がある。大きさは1cmくらいのものから10cmを超えるものまで様々で、外見も種類によって変異に富む。成体はあまり泳がず、海中の岩石や
海藻(
海草)、
サンゴなどの陰に潜むため「モエビ」(藻蝦)の和名が充てられたとみられる。
口のまわりにある3対の顎脚のうち、外側の第3顎脚が大きく発達する。このため歩脚が6対12本あるようにも見える。5対の歩脚のうち、前の2対は先端に小さな
はさみがある。第1歩脚が他の脚より太くがっしりするのに対し、第2歩脚は他の脚よりも細長い。第2歩脚が細長い鋏脚なのは同じ上科の
テッポウエビ科などにも共通する。
腹部は中央から下方に折れた、いわゆる「
腰が曲がった」体型で、体つきは太短いものが多い。複眼の間に伸びる額角は種類によって様々な形があるが、
鋸のような
歯が発達するものが多い。深海性のトゲモエビ、トゲトゲモエビ、トサカモエビ、イバラモエビなどは額角だけでなく頭胸甲上にも大きな棘が
モヒカン刈りのように並び、和名もその点に由来する。その一方、イソギンチャクモエビのように額角が短く棘もほとんど目立たない種類もいる。
◆生態の多様性
モエビ科は浅海性の種類と深海性の種類が同じ属に分類される例もあり、海のあらゆる環境に
適応放散したグループである。
海岸では各地域の環境に適応した多数の小型種が生息し、例えば
日本ではアシナガモエビ、ヤマトモエビなどがよく見られる。内湾の
アマモ場に生息するコシマガリモエビ、ツノモエビ、ホソモエビなどは前後に細長い体型と
緑色の体色が特徴で、これらはアマモの茂みに紛れて
擬態している。
大型動物と
共生するものもいて、特に
サンゴ礁域では、
クラゲにつくクラゲモエビやタコクラゲモエビ、サンゴにつくサンゴモエビ、大型
イソギンチャクにつくイソギンチャクモエビやバルスイバラモエビ、
ウミシダにつくコマチイバラモエビなど多くの
共生エビが生息する。共生エビは多くの種類があるが、モエビ科は体色が鮮やかで、あまり共生動物の体内には入らず、体表や周囲に見られるものばかりである。
画像:Beaded Sea Anenome with Thor shrimp.jpg|イソギンチャクモエビ Thor amboinensis 大型イソギンチャクと共生する
画像:Lysmata amboinensis.jpg|アカシマシラヒゲエビ Lysmata amboinensis アカスジモエビとも呼ばれる。太平洋とインド洋の熱帯域に広く分布する
◆分類
40ほどの属に分けられる。