用語として、英語では(日本でも)、ホットプレート(Hot plate)は工業用を含めた加熱板一般を指す。調理用ホットプレートは電気グリドル(Electric griddle、griddleは調理用鉄板)と呼ぶことが多い。
家電製品として世に出た当初は、名が示すとおりプレート状、鉄板状であった。
鉄板焼き、
焼肉や
焼きそば、
お好み焼き、
ホットケーキなど、熱い鉄板を熱源とする料理を調理対象とした。そののち食材に接する鉄板(プレート)部分を丸洗いする目的で、ヒーターを含む加熱器本体と鉄板部分が分離する製品が現れた。この分離構造を発展させ、本来のプレートに代えて使用する、専用の
鍋が付属するようになった。鍋の
蓋は
耐熱ガラス製のものが多く、調理中の様子が見られるように工夫されている。現在では低価格品を除き、焼き用プレートと鍋がそれぞれ付属し、料理に合わせて選択組み合わせできる製品が多い。このことで
鍋料理にも多用されるようになり、一般家庭へ広く普及した。なかには
たこ焼き専用プレートが付属する製品もあり、調理対象を広げてきた。専用鍋が付属することで本体形状は板状(プレート状)から掛け離れたが、依然としてホットプレートと呼ばれる。
角型の外見をしたホットプレートから発展し、丸型基調の外観を持つ鍋寄りの製品
[丸い焼き用プレートが付属する製品が多い。]を
グリル鍋とよぶ。付属する鍋も角型基調のホットプレートに付属するものに比して深めである。反面、焼き用プレート使用時は高さがある本体の淵によって使い勝手が落ちる。
核家族化や
単身赴任の浸透、
晩婚化に伴う独身生活者の増加などに合わせ、角型基調のホットプレートよりは小容量までラインナップされている場合が多い。深鍋と小さい直径で、小量の調理でも食材が充分
出汁に浸るメリットがある。
ラインナップの最下位に位置する低価格製品は、焼き用プレートが付属しない電気式鍋である。「ホットプレート」と「グリル鍋」双方を製造並売するメーカーもあるが、外観を除き両者に明確な違いは見られない。