日本のほぼ全域の、外洋に面したごく浅い岩場のある海岸に、よく見られる。秋に
遊走子が岩などに着床し、晩秋に発芽、冬から春にかけて生育し、長さ15-25cm、幅2-4cmくらいの緑色を帯びた黄褐色から赤褐色のへら型の海藻になる。初夏から夏になると成熟し、外洋に流されて一生を終える。
本来は海辺の村の婦人などが、冬から春の大潮のときに採集し、アサクサノリの代用品として自家用に生産・消費されており、家庭で作られたものはでこぼこで隙間も多く、いかにも田舎っぽく野暮ったい食い物とされていた。しかし現在はその素朴さが買われ、1枚数百円はする高級食材になっている。生産量も少なく大部分が地元の消費であり、流通も採取時期以外はほとんど無いのが現状である。