ニューブランズウィック州(英:
New Brunswick、仏:
Nouveau-Brunswick)は、
カナダの
州の一つ。カナダ東部、
大西洋に面している。アカディア人など仏語を母語とする住民が人口の約三割を占め、カナダで唯一公式に
英語と
仏語の2言語を公用語としている州である。州都は
フレデリクトン。総面積73,500km²、州人口は75万8,000人(2005年推計)。
その後フランス植民地時代よりフランス系の移民の多く住む「
アケイディア(英)()」または「アカディー(仏))」と呼ばれていた。仏領
ヌーベル・フランス(現:
ケベック州)と英領
ニューイングランドの間に位置するアケイディアの領有権は
北米植民地の覇権を争う二国の間を度々行き来し、1755年、
フレンチ・インディアン戦争勃発を機に、英国はフランス系住民(アケイディアン(英)またはアカディアン/アカディエンヌ(仏))に対し、英国に忠誠を誓うことを強制した。これを拒否し、あくまで中立を固辞したフランス系住民に対し、英国軍は1755年から1763年までにその住居を焼き、フランス本国または英国植民地に強制送還するという、現代の国際法の観点から見ると大変非人道的な措置を取った。この事件は「
大艱難」(英:、Great Expulsion、Deportation、または Acadian Expulsion)と呼ばれる。強制送還を逃れたフランス系住民の多くはは先住民の手を借りて仏領
ヌーベル・フランスに逃亡した。なお、現
米国・
ルイジアナ州にあたる地域に定住した人々の子孫が今日の
ケイジャンである。