この類の特徴として、非常に扁平な殻と、ごく短くて棘とは認識できない程度の棘を持つ。加えて背面の花紋の延長上、縁までの間に細長い穴が1個ずつ開いている。同類の
ヨツアナカシパンの場合、穴は生殖口のことで背面上側に体内に向かう穴が開いているのだが、スカシカシパンの穴は体そのものを貫き、背面と腹面をつなげるものである。スカシカシパンの種類の中には黄色の液を出す種類もある。
スカシカシパン、タコノマクラを含むカシパン類、およびブンブクチャガマを含むブンブク類は
ウニ綱に属するウニの仲間であるが、ムラサキウニやバフンウニのように食用にはならない。理由は可食部である精巣・卵巣がほとんど発達していない。硬く大きな外骨格を割るのも容易ではない。中身が食欲をそそらない黒緑色や、暗褐色をしている種が多く、種によってはヘドロのような異臭がするものがいるようである。カシパン類、ブンブク類は畑の肥料として利用されることがある。