同様の任務を持ちながらアエディリスは2種類が存在し、一方は
プレブスのみが就任可能であったのに対して、他方は最初は就任が
パトリキに限定されていたものの後にプレブスにも開放された。両者はあくまで別の公職であり同僚の関係にはなかった。後者は神聖性を表し
権威の象徴である象牙の椅子(クルリス)の使用が許されており、
アエディリス・クルリスと呼ばれた。これは日本語ではアエディリスの訳語に
上級をつけて訳されることが多い。対して前者の「プレブスのアエディリス」は
平民をつけて訳される。
アエディリスという公職は
護民官と同じ
紀元前494年と同時期に設置された。もともとは護民官を補佐する公職であったが、後にこの公職は主に政治的な野心のある若者が就任し、ロ-マ人が誉れとした「
クルスス・ホノルム」の手始めとして利用された。とくにアエディリス・クルリスは将来的には
コンスルに就任するには必ず通らねばならない公職と位置づけられていた。